てんかんには脳に傷がつくことで発生するケースと遺伝的なケースがあります。てんかんは発作を繰り返し発症してしまう病気で年齢や性別などに関係なく発病してしまいます。てんかんの中には現代医学では原因が解明されていないものもあり不安になりますが、てんかんの治療薬は確かに存在するので一度調べてみましょう。

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遺伝子要因が原因でてんかんになる

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いきなり痙攣発作するのが、てんかんです。
日本人口の約1%の人に見られるもので、意識を失って倒れたり手足をもがかせたり、口から泡を吹くこともあるため、発作を初めて見る人はびっくりするかもしれません。

このてんかんは、慢性の脳疾患です。
人間は神経伝達物質ニューロンを電気信号化して、様々な情報をやり取りしています。
人が正常に働くのはこの神経伝達物質ニューロンが規則正しいリズムで調和を保っているからですが、ニューロンのリズムが崩れたり、調和がとれなくなると発作がおこります。

発作としては全般発作と部分発作があります。
全般発作は意識がなくなり、全身ががくがく震えて痙攣したり、筋肉が緊張して両膝を曲げたり、両手が振り上がる、頭部前屈などを発します。
また部分発作は意識があることが多く、徐々に全身に痙攣しはじめ意識が消失する事例も珍しくありません。

てんかんの原因は、何らかの理由で脳に障害ができてしまった後天的な症候性てんかんと、様々な検査をしても原因が明瞭でない特発性に分類されています。
例えばローランドてんかんの良性などの突発性部分てんかんと、小児欠伸てんかんや若年ミオクロニーてんかんなど突発性全般てんかんがそれです。
また症候性部分てんかんとしては、側頭葉・前頭葉・頭頂葉・後頭葉などのてんかんに加えて、症候性全般てんかんのウエスト症候群、レノックス・ガストー症候群が知られています。
この他にも新生児発作などの分類不能な種類もあります。

一般的なてんかんは事故の他、出産時などに何らかの影響を受けてしまったことが原因と考えられており、遺伝するのは極めて稀ですが、最近では遺伝子も関係していることが分かってきました。
第1染色体や第2染色体の遺伝子が関係している家族性本態性ミオクローヌスてんかん、歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症、ミトコンドリア脳筋症などが遺伝しますが、発症確率は3500人に1人という割合になります。
この他にも発作の発生確率が、親から子へと受け継がれると考えられており、さらなる研究が進められています。

原因不明の突発性てんかんの検査方法の紹介

突発性てんかんの中には、出産時の影響や事故が理由ではない原因不明のものも珍しくありません。
このような場合であっても各種検査をすることで原因を発見したり、治療方法を見出します。

検査方法として最も一般的なのが脳波検査です。
神経伝達物質ニューロンが放つ電気的発射を脳波計測装置で把握します。
脳波検査では突発性や症候性、全般性と部分性などの種類を特定できるため、必ずといってよいほど行われています。
脳波検査以外のものとしてはCTスキャン検査やMRI検査を使って脳の状態を確認します。
この他にもPETやSPECT、MGEなども使われており、いずれも脳の状態をチェックする検査です。

血液検査や尿検査も行われており、原因をはっきりさせるのに役立ちます。
脳波検査やCTスキャンなどを用いた検査でも原因がはっきりしない場合の検査手段となります。
また血液検査や尿検査の目的には、原因をはっきりさせる以外にも患者の健康状態の把握があります。
突発性てんかんと診断されると様々な治療薬を服用して発作リスクを減らしたり緩和しますが、これらの治療薬が体に負担を与えることもあるため、定期的な尿検査や血液検査を通じて健康状態をチェックしなければなりません。

てんかんの検査方法で増えつつあるのが、遺伝子検査です。
これは原因不明なてんかんに対して行われており、2015年頃から利用され始めました。
脳波検査やCTスキャンなどの高度診断機器を用いたり、血液検査や尿検査をうけても原因がはっきりしない場合の検査方法です。
対象となる患者の唾液などの粘膜・血液・尿を採取したのち、遺伝子検査をする専門機関に輸送して血液第1染色体や第2染色体に原因がないかを検査し、医師を通じて結果を教えてもらいます。